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鍼灸の歴史と変遷 |
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はじめに。このコーナーは、少し堅苦しい内容かもしれません。私は古典や哲学の研究者ではありません。東洋医学書古典は、解釈の仕方が難しく、詳細な解説はページがいくらあっても足りません。 鍼灸の背景として、その(主にハリ)はじまりと日本への伝来、日本の近代史と鍼灸の関連を述べたいと思います。 |
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東洋医学の考え方は、自然界と人との調和を基本にしています。その背景は、農耕生活を主体にした生活があったからだと思います。 そういった生活のなかで、自然の現象から道理や摂理を学び、比喩的に解釈し、その物理的な作用する力・物質に対し、「気」という概念を作り上げます。 「気」の概念は発展します。陰陽学説・経絡学説などにより、人体の生理機能病理・病因を論理的に説明するようになります。 |
| レトリックは比喩的哲学的な表現が多く、たくさんの意味を含みます。ですから、体系的な理解が難しいのです。
陰陽学説・経絡学説は、レントゲンや顕微鏡のない遙か前の時代に考えられた学説です。人体の生理や宇宙の物理的な力を言うときに、「気」は本当に許容量のある言葉だと思います。 さて「気」は何かと問われると、エネルギーの総称にたとえるのがふさわしいと思います。 |
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西洋医学では病気の原因を体液の変調によるものだと考えていました。それゆえ、16世紀までは瀉血という治療が主体でした。17世紀頃より、疫学の進化で感染症が解明され、西洋医学は近代化へ向かっていきました。 現代西洋医学の理論体系は科学・再現性を重視します。いざと言うとき、本当に頼りになります。感染症治療は西洋医学の独壇場です。 西洋医学を批判する人でも、ワクチンによる恩恵を受けています。最近はその細菌のリベンジにあって、さらなる戦いを続けています。しかし、薬の副作用が大きな問題になり、生活習慣病や予防医学の分野では、良い効果があがりません。 保険診療などの制約もあるのでしょう。限定された方法しかとれないのです。 |
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現在では、国際的な評価の影響もありますが、 鍼治療を勧める医師も多くなってきています。治療による副作用がないので、医療併用も安心だからでしょう。 鍼灸など東洋医学の診断の特徴は、体の情報をよくみるということです。温かみのある治療を行っているのです。 |
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鍼灸師は、感染症・ガン・脳血管障害など、命に関わる病気の疑いを発見した場合は、 すぐに医療機関に行くよう。患者さんに指示します。 過去に何度か経験しています。腰痛を訴え来院した患者さんの症状と既往歴から、カリエス(結核由来)では?と直感したのですが、医療機関で検査したら、そのとおりでした。点滴治療で3ヶ月入院。無事退院し、挨拶にきてくれました。その際、腰痛を訴えたので治療をしましたが、すぐ改善しました。患者さんも私も安堵の苦笑い・・・・・。 |
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現在鍼灸は補完医療・代替医療の主役になろうとしています。欧米での鍼灸の普及は驚くほど浸透しています。現在では日本より受診率が高くなっている国もあるでしょう。(日本での鍼灸受診率は国民の7%ほどです) 現在、西洋医学と東洋医学は並行していますが、今後は融合する医療となるでしょう。 |