マイクロカレント治療の症例です。患者さんの治療にあたり、協力と同意を得られましたので、画像による症例報告を致します。患者さんはSさんとします。 Sさんは、建設現場の清掃業務に従事し、手指を酷使するようになった。最初に右示指と中指に変形が起こった。痛みは、まだ我慢が出来るほどでした。その後、次第にヘバーデン結節(変形性関節症)変形をきたすようになり、痛みはどんどん増悪した。 来院時は、痛みのため、仕事や家事が出来ない状態でした。じっとしても痛い。さらに、指先に物が触れると、飛び上がるほど痛くなるといいます。 整形外科領域では治療手段が無いと告げられていました。強い消炎鎮痛剤でも効果が現れません。就寝時に及ぶまで痛むので、日常生活の障害は甚だしいものでした。 深指屈筋の停止部が指の第1関節の外側に止まるのですが、その停止部は樹脂状に固く変性しています。「まるで猫や犬の手足の球節のようだ。」と、Sさんは言います。 指はまっすぐに伸びません。関節の軟骨はかなりすり減っているのでしょう。手背側の伸筋も同様でした。 治療は電極としてハリを用い、マイクロカレントを通電しました。伸筋と屈筋の停止部のみに行いました。上位の起始は一般的な鍼灸治療を施しています。2ヶ月ほどで、猫や犬の手足のような球節という状態は改善しました。(その時画像を撮影しなかったのは、僕もSさんも残念だったと思っています。)指は、ほぼまっすぐに伸びるようになり、痛みも消失しました。
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