症例5頻尿=尿しぶり

患者さんと共に進める治療
今回は当HP訪問後に来院した患者さんの症例です。やはりちょっと特異的な症例であり、同様の症状の方へ、または鍼灸治療をされている方のアプローチの参考になれば幸いです。患者さんとの出会い=メールでのやりとりから紹介しようと思います。ここではちょっと問題が生じるため、写真画像が使えませんので、患者さんの描いたイラストと図版を参考にして下さい。
 

以下は患者さんと当鍼療室とのメールでのやり取りですが、文章も患者さんの了解を得ています。

メールでの問い合わせ

25歳男性です。

ホームページでこちらの鍼療院を拝見しました。

10年程前から原因不明の頻尿に悩んでいます。

14歳のときの虫垂炎の手術後から意識し始めました。調子の良い時は良いのですが悪

い時は緊張しているわけでもないのにこ一時間ほどでトイレに行きたくなります。

病院ではあらゆる検査をしましたが悪いところは無く、最終的には気のせいだという

ことで安定剤などを処方されましたが、かえって具合が悪いので数年前から通院はや

めました。

いまでは薬を飲んでいた頃よりもかえって調子は良いのですが、やはり日常的にわず

らわしいのでなんとかならないかと思っています。

鍼灸治療は効果があるのでしょうか?

患者さんへ、返信メール

当HPをご覧頂きましてありがとうございます。

私どもの領域では体とくに足の冷えなどがあり、かつ頻尿と

いうと腎虚証ではという診断を考えることが一般的です。

貴方の発症は虫垂炎術後ということですが、その影響があるかも

しれません。

安定剤は診断が不明であり、心理理的影響では?と処方されたのですね。

若干の筋弛緩や眠気、集中力低下などが起こることがありますので、

中止するのは当然の選択です。医師からも特にコメントは出ないと思います。

1時間で尿意が出て、トイレで排尿したときの量はどうですか?

就寝時(寝ているとき)ではどうなのでしょう?

まだお体を診ていないのではっきりは言えませんが、体の

どこかにヒントやサインが隠れているものです。それは検査や

計量的な診断で把握できることでもありません。

尿路は平滑筋が主役ですが、膀胱の圧迫刺激をどこかで生じている

場合には、尿意を引き起こす可能性があります。

鍼灸治療で奏功する可能性は高いと思います。

出来れば名前を明記したメールで、ご返事を頂きたいと思います。

守秘義務のある仕事ですので、信頼して頂ければ幸いです。

患者さんからの返信メール

とてもわかりやすいお答えをいただき少なからず安心いたしました。

私はOK(当然匿名ですので)と申します。

昨年大学を卒業し現在はアルバイトをしながら就職活動をしています。

短時間での排尿の量ですが、通院中一時期かなり神経質に計っていたことがあるので

お答えしますとおよそ100ml前後です。

ひどい時はこれが尿意が落ち着くまで短間隔で続きます。

ビールを大量に飲んだ時に似ているかもしれません。

そして色がほとんど無色で一度病院の尿検査で尿が薄いと指摘されました。

多量に水分を取るとこうなると説明されましたが、

気にしている手前水分摂取量は少ないほうなのでこの説明はどうかと思いました。

調子の良い時はさほど尿意が無い時も200mlほどで濃い尿が出ます。

寝ている時はたまに目覚めることがありますが、一度寝てしまえばさほど深刻な問題

ではありません。

ただその日の調子で寝覚めるより先に尿意で目覚めることがあります。

以上がおおまかな症状ですが、効果があるならばぜひとも治療を受けたいと思いますので、よろしくお願いいたします

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